挨拶

Greeting From Our Principal

社会をリードしていく人材を育む

本校は1983年に創立し、新しい時代を担う人材の育成を教育目標とし進んで参りました。

本校の教訓である「明朗謙虚」「勤勉向上」という建学の精神は、時代の変化とともに求められる資質は変わっても、そこに通底する「他者への敬意と自らの向上を目指す精神」は不変なものとして今日まで受け継がれています。

建学の精神を不易な教育の理念としつつ、秀英は次世代をリードする素養を育成する教育を追い求めてきました。現在では、進学校としての実績を積み上げ、多くの卒業生が幅広い分野で活躍しています。

国際化、人工知能の進歩、宇宙開発の発展など、常に変化し続ける時代の中で次世代に必要とされる能力の重要度は増しています。本校はこれからの時代を牽引する若者を育てることを教育の根幹に据え、今後も日々研鑽を重ねて参ります。

理事長 山本 徹

未来を創る

本校のスクール・ミッションは生徒の自己実現を支える教育です。本校は建学以来、生徒が意欲をもって将来の自己実現に向かって進んでいけるような教育を実施し、実績を積み上げてきました。そして、現在、秀英は大学進学だけを指標とする単なる進学校ではなく、「骨太な進学校」という新たなステップに踏み出しました。

これからの社会は従来の経験則に頼ることのできない時代と言えます。そこで本校は、不確実性の高い時代を切り拓いていくための力を身につけさせるという目標を明確にし、「骨太な進学校」という高いレベルの指針を新たに掲げて進んでいます。

「骨太な進学校」として育てたい資質は、「自律した自己」と「変化に対応できる学力・教養」です。また、多様性こそ社会の活力であるという考えに立ち、秀英での中学、高校時代が一生の財産となるような、知性と価値観、さらに仲間を得ることのできる学校生活を送ってほしいと思っています。

そのために、現在秀英が推し進めている教育実践は次の3つです。

1. 多様な価値観を理解し、世界で活躍できる人をつくる「グローバル教育」

2. 科学的への好奇心を持たせ、情報社会をリードする人をつくる「理系教育」 化への対応を促す教育を拡充していきます。

3. 「もっと知りたい」を出発点とし、探究に自ら進める人をつくる「秀英アカデミア」

これらの3つの教科横断的な取り組みは、生徒の将来の自己実現につながる学びを駆動させる教育実践となっています。

秀英の6年間で、「未来の希望を語る楽しさ」を数多く経験させ、「未来を創る意欲と能力」を身につけ、自己実現に向けて飛躍していける学校であることをスクール・ミッションとし、本校は次の時代を見据えて着実に前進していくつもりです。

未来を創るのは生徒です。それを支える教育を教職員一丸となって頑張っていく所存です。

昭和学院秀英中学校・高等学校
校長 田中尚子