秀英アカデミア

Shuei Academia

「秀英アカデミア」は、生徒の学びを駆動させる探究への取り組みです。
知的好奇心を喚起する外部講師による多様な出前講座、外部団体主催のコンテストへの挑戦、
秀英独自の探究プロジェクトなどを通じて、生徒たちは、真の学びを追究していきます。

知的好奇心の喚起と学力の向上多彩な探究への取り組み

生徒が夢中になれる「学び」を体験できるように、秀英では多彩な「探究課題」を提供しています。1つ目は「外部講師による出前講座」。理系・人文・医学など教科横断的な内容です。2つ目は「校外のコンテストや外部セミナーへの挑戦」。科学オリンピックや模擬国連などに積極的に参加していく環境をつくっています。そして3つ目は独自の「秀英課題探究プロジェクト」。生徒自らが見つけた探究課題をグループで追究し、レポートにまとめます。優秀団体にはフィールドワークの探究費用をサポートしています。

「アントレプレナーシップ教育」講座

「看護教育」講座

探究生物講座「ツチクジラの骨から考える」

「みんなで未来を拓いていこう~工学は未来を拓く」

① 外部講師による「学び」の講座

  • スタートアップ企業による「アントレプレナーシップ教育」講座
  • DXハイスクール事業「生成AIセミナー」講座
  • 保健医療講座:現役看護師による「看護教育」講座
  • 保健医療講座:医師・NPO職員による「がん教育」講座
  • 保健医療講座「臓器移植を考える」臓器移植コーディネーター
  • 探究生物講座「ツチクジラの骨から考える」
  • 探究生物講座「ウニのお母さんになりませんか?」ウニの人工授精と飼育体験
  • 千葉大学教授による課題研究講座「ASCENT-6E」説明会
  • 出張授業「生きている とは」
    千葉大学教育学部副学部長 野村 純教授
  • 講演「みんなで未来を拓いていこう~工学は未来を拓く」
    東京大学工学部長 加藤 泰英教授
  • 講演「サステナビリティ~未来をデザインするコンセプト」
    東京大学創成科学科 小貫 元治准教授
  • Amazon(AWS)による 「Cloud Camp for Builders!」講座
  • 探究理科講座「プラネタリウムデザイナーに会いに行こう」
  • STEAM 人材教育第12回セミナー「半導体・AI分野をやってみよう」
    東京大学先端技術センター
  • Future Medical Symposium「日本の未来医療を担う若者へ」千葉大学医学部にて実施
  • 保健医療講座「脳は空気を読める?~ヒトってすごい」北里大学健康科学部 外山 竹弥教授
  • 「サイエンスアゴラ2024」科学技術振興機構(JST)主催講座
  • 探究生物講座「DNA」(かずさDNA研究所)
  • 遺伝子講座・PCR(東邦大学理学部)

② 大学等外部団体主催大会・講座への参加(主な参加実績)

  • ディベート甲子園(関東甲信越地区大会ベスト12 /敢闘賞)
  • 千葉大学 国際研究発表会
    【Environmental Biology, Biology, Environment, Physics, Education 】
    “Optimization of Openness in Coastal Disaster Prevention Landscape Design /沿岸部の防災ランドスケープデザインにおける開放感と最適化”
    【Sports Science, Remote Sensing Application, Music, Humanities and Social Sciences, Education】
    “Potato Addiction”
  • 千葉大学 課題研究講座「ASCENT-6E」
    先端基礎コース受講(中学3年2名)・研究成果発表(高校3年1名)
  • トビタテ!留学JAPAN(フィリピン留学/心理学における課題探究)
  • 国際科学オリンピック(数学・化学・生物学・物理・情報・地学・地理)
    日本数学オリンピック:全国大会出場(本選出場)
    化学グランプリ:関東支部長賞、支部奨励賞
    日本情報オリンピック:敢闘賞
  • 科学の甲子園(中学・高校参加)
  • 高校模擬国連大会(模擬国連の活動と安保理改革について)
  • 日経STOCK リーグ全国大会(ルーキー賞)
  • QUEST CUP 2024(全国大会出場)
  • 全国中学高等学校ライフイズテックレッスンコンテスト2024夏
    (特別賞/敢闘賞/奨励賞)
  • 第2回FES コンテスト(千葉県地区大会千葉県知事賞/全国大会優秀賞)
  • 第5回ワン・ワールドフェスティバル(動画コンテスト/小中高校生部門最優秀賞)
  • SDGs QUEST みらい甲子園(千葉県大会/アクションアイデア最優秀賞)

秀英アカデミア Case - 1大学主催の講座へ参加した高校生

大学の環境を活かして研究できる千葉大学ASCENT Program

千葉大学ASCENT Programは、世界をリードするグローバル理系教育人材の養成を目的に千葉大学が高校生を募って行っているプロジェクトです。科学技術の基礎力に加えデータサイエンスの素養を身につけ、大学の環境を生かして研究を行うことができます。プロジェクトに参加した高校生の事例をご紹介します。

① 参加した経緯
高校の授業にとどまらない研究ができることに興味を持ち応募しました。このプログラムは始めに、様々な学部や分野の教授による研究紹介の授業があり、授業後にコースを選択できます。私は「ソーシャルデザインコース」の内容が面白いと思い、選びました。

② 研究テーマと研究プロセス
私は、もっと海を見渡せる景観のよい幕張の街づくりができないかと考えていたので、これを研究テーマにしました。関連する論文を読み、研究し、レポートを作成しました。その過程で、景観研究を専門にする大学の先生から的確なアドバイスをいだきました。

③ 英語でレポート発表
千葉大学でのレポート発表は留学生を前にすべて英語で行いました。私の研究は「幕張という地域探求の目線がいい」と評価していただきました。このプログラムを通じて、研究の難しさ、奥の深さを同時に知り、大学進学後も、課題追究をしていきたいと思います。

秀英アカデミア Case - 2科学の甲子園

興味関心の醸成から価値を共有する発表まで「科学の学び」に誘う探究活動

科学の探究活動は、日々の学習と表裏一体で、より深く学ぶことに意義があります。具体的には、生徒が選んだ未知のテーマについて、計画的に実験や観察・調査を行い、得られた結果に対して考察し結論を導き、全過程に対して計画や結論の妥当性を検証し、批判的な聞き手に対して発表し価値を共有します。この一連の場面学習により、「科学の学び」に誘う科学の探究活動の事例をご紹介します。

① 「科学の甲子園」
中学生・高校生を対象に、科学技術・理科・数学など複数分野の競技を通じて競い合い、活躍する場として毎年開催されています。生徒たちの科学への関心を高め、科学に関する知見を深めるきっかけとなっています。

② 探究講座で課題に取り組む
中学校の長期休業期間に探究講座を実施。生徒たちは「科学の甲子園ジュニア」で出題されるような課題に試行錯誤しながら取り組みます。また与えられた課題に対し、チームごとにスライドで発表する活動も行っています。

③ 「科学の甲子園」県大会に出場
毎年11月に「科学の甲子園」千葉県大会が開催され、高校1・2年生から選抜されたメンバーで筆記試験と実技競技に挑戦しています。また、中学1・2年生が対象の「科学の甲子園ジュニア」は8月に開催されます。

秀英アカデミア Case - 3秀英課題探究プロジェクト

2024 年度認定「秀英課題探究プロジェクト」江戸藩邸の屋敷神について

受け身の学びではなく、生徒自らが課題を設定し、仮説をたて検証する探究活動を後押しする公募企画「秀英課題探究プロジェクト」。応募資格は高校生を含む部または有志で、課題探究の企画書を校長に提出し、選ばれた団体は最大10万円の経費が支給されます。2024年度は「江戸藩邸の屋敷神について」をテーマにした高校2年生のグループが認定され、活動成果を「雄飛祭」で発表しました。認定から発表までの活動過程をご紹介します。

① 認定までのプロセス
4月中旬に雄飛祭準備委員会よりプロジェクトの説明会。6月下旬に企画書を提出。7月中旬に校長へプレゼン。結果、「秀英探究課題プロジェクト」として認定され、探究活動費用として10万円が支給されました。

② 東北から九州に赴いて調査
7月から8月の夏休み期間中は、実地調査を実施。担当教員による指導、グループでの打合せを経て、調査対象となる秋田、宮城、茨城、東京、愛知、香川、福岡へ実際に赴き、仮説を検証する歴史的資料を探す調査を重ねました。

③ 雄飛祭で成果発表
東北から九州まで現地調査した資料などをもとにまとめたレポート「江戸藩邸の屋敷神について」を「雄飛祭」で発表。グループ5名の探究活動の成果を生徒に共有しました。

秀英アカデミア Case - 4国内最大規模の金融・経済学習コンテストに挑戦

経済や株式を学びながら、企業や社会を見る目を養う日経STOCKリーグで「ルーキー賞」

毎年、任意の探究的活動として日経STOCK リーグ(※)にグループで参加しています。参加グループは、応援したい企業の株式ポートフォリオを構築したり、その企業やテーマについて深く調べたりし、それを30枚のレポートにまとめます。2024年度は、中学参加グループのひとつが栄えある「ルーキー賞」を受賞。机上の学習を越えた探究学習を体験しました。
※主催:日本経済新聞社、特別協賛:野村ホールディングス

① 中高7グループがコンテストに参加
各グループは、その道の専門家から経済や株式を学ぶために、夏休み中に多くの企業や大学にインタビューを実施。そこで得た情報をもとに、株式投資を体験学習。ポートフォリオを組んでレポートの作成に着手しました。

② 株式投資の体験学習で学んだこと
企業の業績や株価を調べるためのパソコンやインターネットなどの情報技術、データ解析のための数学的手法を学びつつ、企業への投資が社会にいかに役立つか、ひいてはどのような社会をつくっていきたいか、という広い視点を持つことを各グループは学びました。

③ 「ウェルビーイング」をテーマに受賞
参加グループのひとつが「ウェルビーイング」をテーマに設定。一見利潤の追求を目的とする企業活動や投資にはあまり関係のないようにも思われるテーマですが、これを客観的な指標で測るための方法を工夫し、見事に「ルーキー賞」を受賞しました。

千葉大学ASCENT プログラム

幅広い知識で視野を広げるために

S.M.(高校1年)

千葉大学のASCENT-6Eを学校の案内で知り、興味のあったプログラミングを学べるとわかり、面白そうだと感じて応募しました。
この活動では、学校の授業とは異なり、幅広い分野に触れることができました。プログラミングだけでなく、ディベートや社会デザインなど、多様なテーマを学ぶ中で、異なる分野が交じり合うことの面白さを実感しました。
さらに、人との関わり方についても学ぶことができました。プログラム参加者のほとんどが年上であるため、そうした人達との交流を通して、礼儀や適切な言葉遣い、先生へのメールの書き方など、実践的なコミュニケーションスキルを身につけました。
また、千葉大学の留学生との英会話や、他校の高校生、国外の大学生との交流会にも参加し、さまざまな価値観に触れることができました。
こうした経験を通して、光触媒やアレルゲンについて興味を持つようになり、今後はさらに理解を深めていきたいと考えています。このプログラムを通じて得た学びを活かし、自分の視野を広げながら、新たな分野にも挑戦していきたいです。