第1学期の終業式を行いました。運動部や文化部の表彰とともに、「優良図書利用者賞」の表彰を行いました。これは、本校の「読書賞」とも言えるもので、本校の図書館で多くの本を借りて読んだ生徒を学期毎に表彰するもので、読書教育を推進してきた秀英の伝統です。今学期は中高それぞれ4人の生徒に賞を贈りました。
『秀英アカデミア』
① 秀英課題探究プロジェクト
今年は5チームの応募があり、6月に校長室でプレゼンテーションをしてもらいました。その結果、5チーム全てに探究費用を補助することとしました。どのチームも、昨年の先輩の探究を見て、是非今年は応募しようと思って準備したと言っていました。私から各チームに講評を述べました。9月の雄飛祭での成果発表が楽しみです。
今年は5チームの応募があり、6月に校長室でプレゼンテーションをしてもらいました。その結果、5チーム全てに探究費用を補助することとしました。どのチームも、昨年の先輩の探究を見て、是非今年は応募しようと思って準備したと言っていました。私から各チームに講評を述べました。9月の雄飛祭での成果発表が楽しみです。
② 探究講座
昨年18回実施した探究講座、今年も1学期末に以下の4講座を実施しました。中学生も高校生も自由に参加できるのですが、参加者は昨年より随分増え、関心の高さが窺えます。
7月10日(木)探究科学講座~未来を創る「機能性材料」開発最前線へ~
国立研究開発法人産業技術総合研究所 キャリアエキスパート 鬼頭 聖 先生
7月11日(金)保健医学講座~医療の届かないところに医療を届ける~
特定非営利活動法人ジャパンハート理事長・小児科医 吉岡 春菜 先生
7月14日(月)アントレプレナーシップ講座~ZOZOMATに学ぶサービス作り~
株式会社ZOZO 新事業本部計測サービス企画部ディレクター 藤井 裕樹 先生
7月15日(火)金融経済講座~輝く未来のために知っておきたい金融リテラシー~
株式会社京葉銀行個人営業部 宮内 かおり 先生
アントレプレナーシップ講座で講演していただいた藤井先生の言葉を少しご紹介します。中学高校生時代に「今できること、やってほしいこと」として3つのことを挙げられました。
一つ目は、「是非困っている人をできるだけ助けてあげてください」と言われました。これはユーザーニーズを見抜く力になる。ニーズに応える喜びを体験しておくことを強調されました。二つ目は、失敗や困難に直面しても挫折せずにやっていくこと。失敗や挫折を一度もしないような簡単なことは、だれでもできることでたいした役に立たない。失敗した経験や困難を乗り越えた経験は大きな糧になると言われました。三つ目は、できる限り勉強してくださいということです。学生時代に学んだ知識はすべての基礎になる。新しいものを創るには幅広い知識が必要で、さらに、どんな革新的な技術でも既存のものの組み合わせが多く、今、何のために学んでいるのか分からないものでも、学んだ知識は必ず役立つということを話されました。
話の面白さとともに私が驚いたことは、話の根底の部分が東京大学工学部長の加藤泰浩教授と同じだったからです。加藤教授も苦難から学ぶことと努力の大切さを強調され、さらに、勉強は自分の基盤をつくることであり、勉強する動機や大学にいくのは、社会のために自分のやりたいことをするためだと話されました。失敗や困難を乗り越えて、あきらめずに挑戦し続けることの素晴らしさ、そして、今の頑張りは社会のためになるという、時代をリードしている二人の共通するメッセージはとても印象に残りました。
昨年18回実施した探究講座、今年も1学期末に以下の4講座を実施しました。中学生も高校生も自由に参加できるのですが、参加者は昨年より随分増え、関心の高さが窺えます。
7月10日(木)探究科学講座~未来を創る「機能性材料」開発最前線へ~
国立研究開発法人産業技術総合研究所 キャリアエキスパート 鬼頭 聖 先生
7月11日(金)保健医学講座~医療の届かないところに医療を届ける~
特定非営利活動法人ジャパンハート理事長・小児科医 吉岡 春菜 先生
7月14日(月)アントレプレナーシップ講座~ZOZOMATに学ぶサービス作り~
株式会社ZOZO 新事業本部計測サービス企画部ディレクター 藤井 裕樹 先生
7月15日(火)金融経済講座~輝く未来のために知っておきたい金融リテラシー~
株式会社京葉銀行個人営業部 宮内 かおり 先生
アントレプレナーシップ講座で講演していただいた藤井先生の言葉を少しご紹介します。中学高校生時代に「今できること、やってほしいこと」として3つのことを挙げられました。
一つ目は、「是非困っている人をできるだけ助けてあげてください」と言われました。これはユーザーニーズを見抜く力になる。ニーズに応える喜びを体験しておくことを強調されました。二つ目は、失敗や困難に直面しても挫折せずにやっていくこと。失敗や挫折を一度もしないような簡単なことは、だれでもできることでたいした役に立たない。失敗した経験や困難を乗り越えた経験は大きな糧になると言われました。三つ目は、できる限り勉強してくださいということです。学生時代に学んだ知識はすべての基礎になる。新しいものを創るには幅広い知識が必要で、さらに、どんな革新的な技術でも既存のものの組み合わせが多く、今、何のために学んでいるのか分からないものでも、学んだ知識は必ず役立つということを話されました。
話の面白さとともに私が驚いたことは、話の根底の部分が東京大学工学部長の加藤泰浩教授と同じだったからです。加藤教授も苦難から学ぶことと努力の大切さを強調され、さらに、勉強は自分の基盤をつくることであり、勉強する動機や大学にいくのは、社会のために自分のやりたいことをするためだと話されました。失敗や困難を乗り越えて、あきらめずに挑戦し続けることの素晴らしさ、そして、今の頑張りは社会のためになるという、時代をリードしている二人の共通するメッセージはとても印象に残りました。
③ 外の世界へ
15日には、一般社団法人「学びのイノベーション・プラットフォーム(PLIJ)」主催の『高校生向け産業探訪シリーズ第1回』に本校の化学部がオンライン参加しました。「未来社会デザインとメタラジー」というテーマで、東京都立立川高校を会場として実施され、田中敏宏大阪大学統括副学長の基調講演、さらに日本製鉄、JFEスチール、JX金属からメタラジーに関する最先端技術の説明、最後は岡部徹東京大学副学長をファシリテーターに参加生徒のパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションに参加したのは、会場校の都立立川高校、オンライン参加が本校の他に、大阪府立天王寺高校、滋賀県立彦根東高校、群馬県立高崎高校、合計5校の高校生です。なかなかレベルの高い内容でしたが、高校生の関心は高く、本校の生徒にとっても貴重な経験となりました。
15日には、一般社団法人「学びのイノベーション・プラットフォーム(PLIJ)」主催の『高校生向け産業探訪シリーズ第1回』に本校の化学部がオンライン参加しました。「未来社会デザインとメタラジー」というテーマで、東京都立立川高校を会場として実施され、田中敏宏大阪大学統括副学長の基調講演、さらに日本製鉄、JFEスチール、JX金属からメタラジーに関する最先端技術の説明、最後は岡部徹東京大学副学長をファシリテーターに参加生徒のパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションに参加したのは、会場校の都立立川高校、オンライン参加が本校の他に、大阪府立天王寺高校、滋賀県立彦根東高校、群馬県立高崎高校、合計5校の高校生です。なかなかレベルの高い内容でしたが、高校生の関心は高く、本校の生徒にとっても貴重な経験となりました。
長い夏休みは普段できないことにチャレンジできる機会です。「未来を創る」という大きな目標に向かって歩みを進めてみてください。
