6/21(日)に銚子周辺へ野外巡検に行ってきました。
千葉県銚子市の海岸周辺にはジュラ紀から更新世(およそ2億年前~10万年前)までの幅広い時代の地層が分布しており,地層からはアンモナイトや二枚貝,サメの歯など多種多様な生物の化石が発見されています。さらに,海岸周辺では様々な海の生き物を観察することもできます。
白亜紀前期(約1.2億年前)の海底で堆積した銚子層群の露頭です。
貝の断面らしきもの(図中〇)が観察できます。
銚子周辺は公園指定されているため,掘り返したり,ハンマーを用いたりした岩石の採集は禁止されています。
そのため,基本的には露頭の観察のみを行い,化石が入っていそうな転石(露頭から剥がれ落ちた石)を少しだけ拾ってきて,学校で割ってみることにしました。すると運が良いことに,中からトリゴニアと呼ばれる,中生代に広く繁栄した種類の二枚貝の化石が出てきました。
そのため,基本的には露頭の観察のみを行い,化石が入っていそうな転石(露頭から剥がれ落ちた石)を少しだけ拾ってきて,学校で割ってみることにしました。すると運が良いことに,中からトリゴニアと呼ばれる,中生代に広く繁栄した種類の二枚貝の化石が出てきました。
持って帰ってきた石を割ってみました。
トリゴニアと呼ばれる二枚貝の化石が出てきました!
銚子ではトリゴニアの化石は銚子層群と呼ばれる,およそ1億2000万年前の白亜紀前期の地層から産出が報告されています。
中生代には世界中で繁栄していた種類の二枚貝ですが,現在ではオーストラリア周辺のごく狭い海域にしか生息していません。
トリゴニアは現在繁栄している他の二枚貝と違って水管を持っていないために海底に深く潜ることができず,常に殻の一部を海底から出していたと考えられています。そのため,他の貝に比べて天敵に食べられやすく,大半は絶滅してしまったのではないかと推測されています。
現地まではすごく時間がかかって大変でしたが,遠い昔,地球上に生息していた生き物の痕跡が突然目の前に現れた時の感動を部員にも感じてもらえていたら幸いです。
生物・地学部では毎週(火)(金)の学内活動の他に,毎月野外巡検を行っています。
中生代には世界中で繁栄していた種類の二枚貝ですが,現在ではオーストラリア周辺のごく狭い海域にしか生息していません。
トリゴニアは現在繁栄している他の二枚貝と違って水管を持っていないために海底に深く潜ることができず,常に殻の一部を海底から出していたと考えられています。そのため,他の貝に比べて天敵に食べられやすく,大半は絶滅してしまったのではないかと推測されています。
現地まではすごく時間がかかって大変でしたが,遠い昔,地球上に生息していた生き物の痕跡が突然目の前に現れた時の感動を部員にも感じてもらえていたら幸いです。
生物・地学部では毎週(火)(金)の学内活動の他に,毎月野外巡検を行っています。