演劇

2025年演劇部春公演メイキング②

2025/3/28

 春休みも半ば、演劇部では、春公演の通し稽古に入ったところです。初めからノンストップで通すと、練習不足の箇所があらわになり、演出からのダメ出しがより細かく厳しくなっています。

 今回は、演出陣のコメントをご紹介します。演出担当はチーフの他に3人いて、場面ごとに分かれてキャストに付き、アドバイスします。右下のように、高校生が後輩の中学生から演出されることも、ごく普通にあります。

 舞台未経験の中学生たちには、マンツーマンで。セリフ一言一言の抑揚から指導します。

   

「演出は二回目です。ダメ出しの際に心がけているのは、相手の表情をよく見て、分かってくれているかどうか確かめながら伝えることです。初舞台の人が多いので、自分自身もできないようなダメ出しはしないよう気をつけています。」(高1)

「キャスト担当が長かったので、演出として全体を見る大変さを感じています。自分がキャストだった時の方法や基準を、経験の違う相手には強要しないよう気をつけるようになりました。でも、こちらの指摘を消化してくれて演技が良くなったり、言葉だと伝えにくいニュアンスを私が演じてみて納得してもらえたりすると、達成感があります。」(高1)

「演出は初めてで、キャスト以上に考えることが複雑で沢山あるのだと学ぶ毎日です。キャストだった時は自分のことばかり考えていましたが、音響・照明を含め全体を見る目を磨きたいです。人に演技をつけるのは勇気が要って、役の解釈が、自分とキャストとで時々ずれます。そこを深く掘り下げて、キャストの演技が深まるのが演出の醍醐味だと分かってきました」(中3)

 

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