2023演劇部春公演メイキング②
今年度の最終日、春公演「ねがいごと」第1回ゲネプロを行いました。
今回の物語は、女子中学生が、事故で亡くなり妖精界に転生するという設定です。転生後、再び人間界に戻るために、ある男子高校生の願いをかなえようとするのですが…というわけで、妖精界と人間界、主人公や男子高校生の回想が複雑に交錯します。それを表現するために、音響と照明が知恵を絞りました。スタッフは全員中学生部員。プラン立案、操作とも初体験ながら頑張りました。
照明
「照明の仕事は初めてで、操作も照明台本の作り方も一から先輩に教わりました。演出からの照明プランを実際の操作におとしこむのは大変でしたが、できた時はとても嬉しかったです。照明には、キャストを後ろから支える重要な役割があることを実感しています。」(中2)
「スポットライト担当です。終盤にダンスアクトがありますが、そこで次々スポットの色が変わります。短時間で多色のフィルムを付け替えていますが、うまく決まると快感です」(中2)
「終盤に、夢と現実が短時間で交錯する場面があります。幾つかのライトをほぼ同時 に着けたり消したり、操作が複雑ですが、やりがいがあります」(中1)
「操作をしていて分かったのは、照明の効果は、セリフや音響とのタイミングが少しでもずれると、台無しになることです。緊張をもってがんばっています」(中1)
音響
「今回の舞台は、BGMを使うところが少なく、少ない曲で世界観をつくりだすのが難しかったです。数曲のために、膨大な数の曲を聴きましたが、音探しは楽しかったです。終盤に展開が立て続けに急転するところがあり、そこが聴きどころ、見どころなのでご覧下さい。」(中2)
「音響の仕事は初めて。先輩たちと一緒に音源をめぐったり、演出陣に相談したりして決めました。音は必ず耳に入ってくるので、失敗するとすぐ分かるし、成功すれば舞台を盛り上がります。キャストと呼吸がぴったり合ったとき快感です。」(中1)
小道具
「妖精がつける髪飾りを製作しました。妖精の服は白で統一しましたが、キャラにあわせてイメージカラーがあります。髪飾りも、イメージカラーにあわせてリボンと花を選び、組み合わせて作りました。観客席からの見え方も意識して作ってあります。ぜひご注目ください。」(中2)