第一学期 始業式
一学期の始業式が行われました。令和3年度(2021年度)が始まります。
昨年の始業式・終業式と同様に、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、校内放送によって行われました。昨年のこの時期は、始業式の日だけ登校したあと長い臨時休業に入ってしまったことを考えると、状況はずっとよくなっているようにも見えます。しかし、感染者の数はむしろ多くなっているほか、若年層の感染も増えています。自分だけは大丈夫、などと思わず、改めて、基本的な感染対策を今後も徹底しましょう。また、感染は誰にでも起こりうることです。感染した人について、差別・非難・排除などをするようなことは絶対にあってはなりません。秀英生として、人間として、恥ずかしくない行動を行いましょう。
18歳選挙権の話題は昨年度三学期の終業式でも触れました。これに加えて、来年4月から、成人年齢が18歳に引き下げられます。例えば、高校3年生は来年4月になった時点で、全員が成人となるわけです。18歳・19歳の若者にも、自らの判断で積極的に社会参加をしてもらって、社会には活力がもたらされることになるでしょう。成人になると、保護者の監督を離れることになり、成人としての様々な権利が与えられます。例えば、親の同意なしに契約を結ぶこともできるようになります。一方で、権利には責任もつきものですから、不適切な契約を親の権限で取り消したりすることもできなくなります。高校生活などを通して、自律的に行動することができる判断力を身につけましょう。
以前の式でも、「インテグリティ」については言及がありました。道徳的・倫理的な完全さ、というような意味になるでしょう。例えば、人の目のあるところだけでなく、人の目のない状況においても不正を行うことがない、というような行動です。企業の基本理念になっていたりもするようですが、わたしたちが学習に取り組む姿勢にもあてはめることができる部分があるでしょう。
新たな年度の始まりです。充実した1年にしていきましょう。