昭和学院秀英中学校高等学校2026年度学校案内


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MessagesfromAlumni夢をかなえた卒業生からのメッセージ昭和学院秀英での6年は多くの出会いに満ちていました。昭和学院秀英に入学してから一年を待たず、COVID-19の感染拡大に伴って休校となりました。新しい環境に慣れ、人間関係も固まり始めた私は突然それが断たれたように思いました。独り漫然とした日々の中で、自分にできることを考える気力もなく、怠惰に過ごしていました。再開した秀英での生活は制限も多かったけれど、自分の行動が周りに小さな影響を生む楽しさは休校期間を挟んだことで実感できたものです。だからこそ私は在学中、やってみたいことは何でも挑戦しました。父親と一緒に世界遺産検定の勉強をしたり、生徒会本部の書記を務めたり、軽音同好会でドラムを担当したり、高校三年生にもかかわらずクイズの大会に参加することもありました。私のしたいことをできる環境を作って応援してくれた家族や先生方にはとても感謝しています。振り返ってみると、何にでも挑戦した経験のおかげで精神的な"体力"がついたような気がします。ここでは私が高校生活で学んだ人生観を少し書きたいと思います。世界史では、勤勉で知られるキリスト教の宗派カルヴァン派の予定説について習います。予定説は「人間が死後天国に行けるかは予め決まっている」という信条です。多くの人は「決まってるなら努力する意味がない」と思うことでしょう。しかし彼らはそうではなく、神に与えられた仕事を勤勉に全うすることで、「勤勉な自分が死後地獄に落ちるべき人間であるはずがない」と考えます。私はこの考え方に感銘を受けました。大学入試に向けて勉強する時、「勉強して東大に入学するぞ」というよりは「勉強して自分が東大に相応しいことを証明するぞ」というモチベーションでいました。どちらでも結果はあまり変わらないかもしれませんが、勉強を試験までの過程ではなく試練の一部と考えると、なんとなく気が引き締まりました。秀英での生活の中で、何かを学ぶと、突然ときめくものに出会うことがあると知りました。そのときめきはきっと人生単位の財産になると思います。私は中高を経て、自分の知的探究心が駆り立てられるものを"体力"を尽くして究められる人に、ほんの少し近づいたような気がします。そして周りの人の知的探究心を応援できる人になりたいと思いました。みなさんが秀英で素敵な出会いを見つけ、その出会いがみなさんの人生をちょっぴり豊かにすることを願います。東京大学文科二類1年(2025年3月卒業生)昭和秀英で過ごした日々を振り返ると、多くの学びと素晴らしい経験が心に残っています。秀英での生活は、私にとって非常に充実したものであり、人生の何にも代えることができない貴重な時間でした。昭和秀英の魅力の一つは、個性豊かな先生方と温かいサポートです。入学当初、分からないことや不安な気持ちがあった私たちに対し、先生方は一人ひとりに寄り添い、どんな時でも丁寧に指導してくださいました。授業はもちろん、受験期には学業だけでなく精神面でも多くのサポートをいただきました。困ったときには親身になって相談に乗っていただき、支えてくださったおかげで、最後まで志望校に向けて勉強に集中することができました。また、秀英では授業以外にも充実した学びの機会が豊富に提供されています。講習や講演会など、学外からの専門的な視点を取り入れたプログラムが多数用意されており、それらに参加することで自分の視野を広げ、深い学びを得ることができました。特に、毎年全学年を対象に開講される文化講演会は、様々な分野において世界で活躍されている講師の先生から直接話を聞くことができました。講演会での言葉はどれも印象深いもので、次世代を担う若者としての責任と未来への期待を強く感じました。今まで以上に学問に真摯に向き合おうという決意を新たにし、学びを深める大きな力となりました。そして人生で一度しかない中学、高校生活の中で、私は多くの友人たちと支え合いながら成長しました。秀英には明るく前向きな生徒が多く、互いに励まし合い、共に切磋琢磨できる環境が整っています。学校行事を通じて友人との絆が深まることも、秀英での大きな魅力だと感じています。秀英での学びは、学問だけにとどまらず、人間として成長するための大切な基盤を築いてくれました。困難な時期や課題に直面した際には、先生方や友人たちから多くの助けをもらい、どう乗り越えていくかを学びました。将来どのような道に進んでも、この学校で得た経験や知識は、必ず役立つものだと信じています。秀英はただの「学びの場」ではなく人生を豊かにするための「成長の場」であり、ここで得られるのは知識やスキルだけでなく、仲間との絆や人生の大切な価値観です。秀英での経験が、皆さんのこれからの人生において大きな支えとなることを確信しています。京都大学農学部応用生命科学科1年(2025年3月卒業生)24


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