お茶の水女子大学 生活科学部食物栄養学科 1年(2018年度卒業生/中高一貫生/演劇部)私はこの春、第一志望の大学に進学しました。まだ授業は始まったばかりですが、これから自分の憧れていた場所で自分を高めていけることは本当に嬉しいです。私がお茶の水女子大学を目指そうと思ったのは、高校一年生の時に秀英の先生に教えていただいたからでした。そこからその目標に向かって努力し始めました。そして、迷った時には自分なりの正解を見つけるための助言をくださり、悩んで何もできなくなってしまった時には親身に相談に乗ってくださった先生方や友人には本当に感謝しています。何かわからないことがあったら、職員室に行って自分が理解できるまで教えてもらっていました。受験期はほぼずっと学校で勉強していました。わからないことがあれば、教室を出て職員室に向かい、教室に戻って、またわからないことができて職員室へ……、の繰り返しでした。そういった環境下では、わからなくても間違えてもすぐに解決できるから大丈夫だ、という安心感を持って勉強に取り組むことができました。また、秀英に在学していた時は、勉強だけでなく部活も真剣にやっていました。私の所属していた演劇部は何かの実績があるわけではありませんでしたが、中学一年生から高校三年生までが一緒に話し合ったり支え合ったりして、ひとつの作品を作り上げた時の感動は本当に忘れられません。年がいくつも離れた先輩に憧れてあんな風になりたい!と意気込んで練習したり、辛いことがあっても同級生に励ましてもらったり、後輩が成長した姿を見て感動したりしたことは私の宝物です。様々な年齢の人たちで一丸となって活動ができるのは中高一貫校ならではの強みだなと思います。秀英に在学していた六年間、本当にたくさんのことがありました。その一つ一つが今の私を構成しています。そしてこれからの人生で、またたくさんの新しい体験をするでしょう。しかし、もう私という人間の土台は中学高校時代で出来上がったので、これからはその土台にどのような物を積み重ね、どのような人間になるにしても、私の根本的な部分は変わらないと思います。人それぞれ感じ方は違うかもしれませんが、私は秀英の落ち着いていて生徒の根が真面目なところが好きでした。自分の土台作りの時期を、その秀英という場所で過ごせたことは本当に良かったです。卒業生[Alumni]秀英での経験が、今の自分の土台です。14
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