演劇部 雄飛祭公演メイキング③
雄飛祭まであと5日となりました。 今週は、「涼風リピート」のキャスト紹介をしていきます。
この舞台は、アイドル春風凛(はるかぜりん)と、魔法店を経営する魔法使いリゼの話が交互に出てきます。
今回は凜の周辺から。
物語は、上り調子のアイドル、春風凜の番組インタビューから始まります。
凜役は、部内で唯一の50分芝居経験者。
「凜は、悩みを抱えたアイドルですが、表面だけではなく、心の奥を伝えるのが難しい役です。というのは、リゼの話の方との関連を、動きの中で伏線として見せたいのですが、その加減が難しいです。一方で、高2として、自分の演技のことだけでなく下級生キャストたちへのアドバイスを頑張っています。皆、すなおに受けとめてくれて嬉しいです。」
司会者は、冒頭のみの登場。でも、ちゃんとヤマギエリカという名前があるそうです。
「テレビで見るアナウンサーの喋り方と、舞台上のセリフとしての喋り方が微妙に違うので、そこに苦労しました。初舞台で初キャスト、頑張ります。」
さて、凜には、仕事の傍ら高校に通い、春樹(はるき)という少女と親しくなります。
春樹は凛をアイドル扱いせず、ふつうの女子高生として接します。
「春樹だけは、凛の周辺と、リゼの魔法店と両方に登場します。一見同じ人物ですが、実は、微妙に変えていて、自分では『一人二役』のつもりで演じています。」
春樹の幼なじみ秋音(あかね)と、凛の姉日和(ひより)は凛たちを優しく見守ります。
「秋音は、台本のイメージでは爽やかな男子高校生で、自分とは全く違うので難しかったです。相手を心配するセリフが多いのですが、大げさにならないよう、リラックスして自然に喋るよう気をつけています。」
「日和として練習に参加できた期間が短かったので、今は周りに追いつけるよう必死です。でも日和が妹や妹の友達を思う気持ちをつくっていくのが、今、とても愉しいです。」
後輩アイドルで凜をひたむきに慕っているのが千冬(ちふゆ)。
「明るく元気で、凜さん大好き!という女の子です。そのあまり、セリフが早口になってしまいがちで、苦労しています。」
先週末の最後のゲネプロでは、演出から「良くなってる、でも…」と尽きないダメ出しの山。山を越えて、本番に間に合わせられるか、本日も奮闘中です。
10・11日とも12:15開場、12:30開演です。お越しをお待ちしております。