演劇部春公演 メイキング②
本番が4/16(土)に迫ってきました。春公演では全部で5つのショートコントを、シリアス、コメディをまぜてお送りします。練習の裏話を2回に分けてお伝えします。
「たとえばこんな四天王」
この劇は、魔族4人が主人公です。地球に降りて人間にまじり、ひそかに敵方の魔族と闘う壮大な物語、になるはずが、なぜか場所がファミレス。人間になじみきったすぎてユルユルな会話に、ときおり魔族としての正式名称が混じるのですが、これが言いにくい、噛みやすい。この名前を発声するのは専ら中央にいるリーダー役で、滑舌練習にはひときわ熱が入っていました。滑舌に加え、小道具のフライドポテト作成にも熱が入っていたので、遠目ではありますが本物そっくりのポテトにご注目下さい。
「犯人の心得」
この劇は、いわば安楽椅子探偵もの。若い刑事が、経験豊富な年長者のヒントを頼りに誘拐事件の真相を掴みます。真面目で誠実な刑事と、くせ者ながら鋭い経験者と、役者の呼吸は練習初期からよく合っていました。ただ、経験者役の方が実は下級生部員。「もっと低音で、貫禄出して!」と注意されるたび「できるかな~」とハの字眉になる経験者役を、「女の子だしね~」と若者役が慰め励まし、二人でコツコツ練習していました。本番の成果はいかに。
「Sushi」
写真の見た目は人間ですが、役柄は回転寿司のお寿司。左からマグロ、卵、カッパ巻です。設定上「すし」がセリフに頻発しますが、これが案外言いづらく、「寿司世界」など部員泣かせの最たるもの。でも掛け合いの練習は、終始和やかに進んでいました。セリフの無いところでも笑ってもらえるよう、動きを試行錯誤していたのはいいのですが、結果的に自分たちが笑ってしまって劇が止まるという、お笑いとしてはあまりよろしくない状況がしばしば起きておりました。本番では、観客の方に笑っていただけますように。