Shuei通信

【課外講座】高大連携講座「遺伝子で調べるあなたのアルコール感受性」開催報告

2025/4/8

2025年3月26日、東邦大学理学部にて、高校2年生の生物選択者を対象とした高大連携講座「遺伝子で調べるあなたのアルコール感受性」が開催されました。

今回の講座では、東邦大学理学部教授佐藤浩之先生のご指導のもと、参加者16名が自身の頬から採取した細胞を用いて、PCR法や電気泳動法などの実験を行い、自身のアルコール感受性を遺伝子レベルで調べました。
講座は、まずDNAや遺伝子に関する講義から始まりました。その後、実験に移り、生徒たちはマイクロピペットを用いてμℓ単位の試薬を扱うなど、普段の授業では体験できない高度な実験に挑戦しました。TAの学生さんたちの丁寧なサポートを受けながら、慎重に実験を進める様子が印象的でした。
PCR法や実験の待ち時間には、理学部の研究室訪問をさせていただきました。研究室で使用する機器を紹介して頂いたり、研究テーマを説明してもらいました。将来自分が大学で研究する姿を想像し、勉強への意欲が増した様子でした。また、東邦大学の学食で昼食をとり、大学の雰囲気を体験することもできました。
午後は、PCRで増幅されたDNAに制限酵素処理を行い、電気泳動法でDNA断片を比較することで、自身のアルコール感受性を確認しました。

   

  

参加した生徒からは、
・自分の遺伝子を調べるという貴重な体験ができた。遺伝子検査には、倫理的な側面も考慮する必要があることを学んだ。大学の研究室見学では、様々な研究テーマに触れることができ、研究室ごとの雰囲気が違うことも面白かった。
・教科書で得た知識だけでは理解できなかったことを、実験を通して体験できた。遺伝子の扱い方について考える良い機会になった。様々な生物学の研究を知ることができ、興味が広がった。
・実験だけでなく、研究内容や研究室の雰囲気など、大学の研究について詳しく知ることができ、非常に有意義な時間だった。
・教科書に書いてある実験を実際に体験でき、理解が深まった。今後の学習意欲にもつながった。
・実験だけでなく、講義も非常に分かりやすく、大学での研究に興味が湧いた。大学受験へのモチベーションも高まった。
・遺伝子に関する知識が深まり、さらに遺伝子について学びたいという気持ちが高まった。
・遺伝子検査の倫理的な側面について考えさせられた。様々な研究室を見学でき、大学での研究に興味が湧いた。
・大学での研究にワクワクした。参加して良かった。
などの感想が寄せられました。

今回の高大連携講座は、生徒たちにとって、遺伝子に関する知識を深め、大学での研究に触れる貴重な機会となりました。

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