Shuei通信

演劇部 2020年オンライン文化祭公演 メイキング②

2020/10/26

今回からは、それぞれの寸劇で裏話をご紹介していきます。なお、公演台本は、いずれも脚本サイト「はりこのトラの穴」より使わせて戴きました。

「マッチ売りの田島さん」

 題そのまま、田島さんが、ある青年にマッチを売ろうとする話。でも売りつけるまでには紆余曲折がありまして…。

 この台本は、下手をすれば、棒立ちのまま会話が進みます。台詞をかわす中で、いかに自然に立ち位置を入れ替えるか、時間をかけて話し合っていました。また、お札を籠に投げこむところが案外難しく、ヒラヒラと散らさず収めるのに結構な練習をしています。さらに、田島さんが「おじいちゃんの真似」をするところ、田島さん役が、本番で練習と全く違う声にいきなり変えてきて、向かい合う青年役は、素で笑いをこらえています。

 以上の三点、ご覧になって「気にならなかった、スルーしていた」のであれば、部員の頑張りが実ったことになります。

 写真はリハーサル時のもの。練習中はマスク着用、リハと本番でのみ外しています。カメラの最適な位置を試行錯誤していたら、機器用の台にさらに箱を重ねた上という原始的、いや素朴な設置方法になりました。

 

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