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2025.04.21
⾏事

避難訓練・防災に関する特別講話
本校では年に2回の避難訓練を計画しています。4月は地震高潮(津波)を想定した高所避難訓練を実施しました。教室では窓側から遠ざかり机の下にもぐって身を守る行動をとります。揺れがおさまった後は、津波警報発令に伴い、1階・2階に教室があるクラスは避難経路に従い3階以上に避難をします。
今回の訓練でも生徒たちは先生の誘導に従い、整然と避難をする様子がみられました。
また今回は、避難訓練に引き続いて防災に関する特別講話を開催しました。
講師には宮城県仙台市に本社がある河北新報社の教育・防災連携室部長の須藤宣毅さんにお越しいただき、『東日本大震災の教訓と災害情報の活用』というテーマで講話をお聴きしました。
講話では、東日本大震災による甚大な被害状況や震災発生後の生活にどのような影響が出たのかを学びました。
さらにその教訓をふまえ、今後起こり得る災害時に役立つ知識や情報をスライドを見ながら教えていただきました。
須藤さんは大震災発生後から東北地域での震災関連の取材を長年続けられており、お話には我々ではなかなか気づくことができない、これまでの取材経験の視点や要素を沢山盛り込んでいただきました。
避難訓練と併せて講話を聴くことで災害をより現実味を持ってとらえることができ、生徒だけではなく教員も防災への意識を再認識する貴重な機会となりました。
また、今回は特別にタブロイド判のオリジナル新聞も作成していただき、生徒は家に持ち帰り、災害時にどう行動するとよいかを家族で考える参考にしてもらいました。
東日本大震災から14年が経過し、現在の中学生・高校生はまだ生まれていない、もしくは生まれていても震災の記憶がない世代になります。東日本大震災の被害や教訓を改めて学び直すことで、今後起こりうる大きな災害から自分の命を自分で守る行動ができるように常日頃から考えていきましょう。
須藤さん、この度は貴重なお話をいただき大変ありがとうございました。災害時には電気やガス、水はもちろん、トイレ、携帯電話など、普段当たり前に利用している様々なものが使えなくなることが想定されます。今回の講話を学校での災害時に必要な知識や備えへの学びに今後も活用させていただきたいと思います。
2025.04.08
授業・課外

【課外講座】高大連携講座「遺伝子で調べるあなたのアルコール感受性」開催報告
2025年3月26日、東邦大学理学部にて、高校2年生の生物選択者を対象とした高大連携講座「遺伝子で調べるあなたのアルコール感受性」が開催されました。
今回の講座では、東邦大学理学部教授佐藤浩之先生のご指導のもと、参加者16名が自身の頬から採取した細胞を用いて、PCR法や電気泳動法などの実験を行い、自身のアルコール感受性を遺伝子レベルで調べました。
講座は、まずDNAや遺伝子に関する講義から始まりました。その後、実験に移り、生徒たちはマイクロピペットを用いてμℓ単位の試薬を扱うなど、普段の授業では体験できない高度な実験に挑戦しました。TAの学生さんたちの丁寧なサポートを受けながら、慎重に実験を進める様子が印象的でした。
PCR法や実験の待ち時間には、理学部の研究室訪問をさせていただきました。研究室で使用する機器を紹介して頂いたり、研究テーマを説明してもらいました。将来自分が大学で研究する姿を想像し、勉強への意欲が増した様子でした。また、東邦大学の学食で昼食をとり、大学の雰囲気を体験することもできました。
午後は、PCRで増幅されたDNAに制限酵素処理を行い、電気泳動法でDNA断片を比較することで、自身のアルコール感受性を確認しました。
2025.04.07
授業・課外

【課外講座】探究生物講座「ウニの保護者になりませんか?」経過報告 その2
2025年2月から開講している探究講座「ウニの保護者になりませんか?」では、希望者を対象にバフンウニの飼育体験を実施しています。
3月7日掲載:【課外講座】探究生物講座「ウニの保護者になりませんか?」経過報告
この度、受講生が大切に育ててきたバフンウニの幼生が、ついにウニへと変態しました!その貴重な瞬間を写真でご紹介します。
2025.04.07
⾏事

入学式
4月7日、中学校・高等学校ともに、入学式を行いました。
今年も新たに新入生を迎えることができることは、学校としても大きな喜びです。3月には卒業生を送り出し、学校は少し寂しくなっていましたが、これで中学高校あわせて6学年がそろい、また明るく賑やかな学校になります。
新入生の皆さんは、新しい環境に期待と不安を持っていることでしょう。頼りになる先輩や、優しい先生方から、遠慮なく助けてもらえば、不安をなくして楽しい学校生活を送ってもらえることと思います。一緒に学ぶこれからの日々が楽しみです。
2025.04.06
授業・課外

【課外講座】探究生物講座「かずさDNA研究所出前講座」開催報告
2025年3月24日
探究講座「かずさDNA研究所出前講座」を実施しました。今回のテーマは【謎のお肉のDNA鑑定】。中学3年生から高校2年生までの希望者が参加し、電気泳動実験を体験しました。
この講座は、かずさDNA研究所のご協力のもと、最先端の研究に触れることができる貴重な機会となりました。生徒たちは、普段の授業ではなかなか体験できないDNA鑑定の実験を通して、科学の面白さ、奥深さを体感しました。
講座では、まずマイクロピペットの扱いを練習しました。その後電気泳動という方法を用いて、PCR法で増幅されたDNA断片の長さを比較することで、謎のお肉の正体を特定しました。生徒たちは、初めて使う実験器具に戸惑いながらも、次第に実験に夢中になっていました。
実験の結果、謎のお肉は〇〇(気になる方は是非次回講座にご参加ください)であることが判明!生徒たちからは、驚きと興奮の声が上がりました。
今回の講座を通して、生徒たちは、電気泳動の原理や方法を学ぶだけでなく、科学的な思考力や探究心を養うことができました。また、科学技術が社会でどのように活用されているのかを学ぶ良い機会となりました。
2025.03.29
授業・課外

【課外講座】保健・医療シリーズ(脳のお話編)
講師には、北里大学 健康科学部医療検査学科の外山竹弥先生に新潟よりご来校いただき、中1から高2の50名以上の希望生徒が参加しました。
『脳』をテーマにした今回の講座ですが、臨床検査技師と臨床工学技士としての業務経験もある外山先生からは様々なエッセンスを盛り込んだ授業が展開されました。
2025.03.07
授業・課外

【課外講座】探究生物講座「ウニの保護者になりませんか?」経過報告
本校では、2025年2月より探究講座「ウニの保護者になりませんか?」を実施しています。
中学生・高校生の希望者が約1か月間バフンウニの受精、発生、幼生飼育を続けています。
2025.01.06
授業・課外

課外講座:保健・医療シリーズ(臓器移植編)
課外講座:保健・医療シリーズ(臓器移植編)を開催しました。
今回は『臓器移植について学ぼう・考えよう』というテーマで、公益財団法人 千葉ヘルス財団様よりご紹介いただいた、東京歯科大学市川総合病院 移植医療支援室 看護師長の 伊藤総江先生に授業をしていただきました。
『臓器移植』という言葉は漠然と知っていても、日常生活ではなかなか深く考える機会がないテーマでもあります。
人と人との命の橋渡し役となる臓器移植コーディネーターとしてもご活躍されている伊藤先生から、臓器移植に関する歴史や知識、日本と世界の現状、ドナー側と移植を受けた側の両者のエピソードなどを紹介していただき、臓器移植の啓発の他、移植医療には様々な分野の方たちが携わっていることも学ぶことができました。
当日は高校保健委員会の生徒が受付や講師へのお礼の挨拶など運営に携わり、医療系の進路希望者だけでなく、自分自身の教養を広げるために希望した中学1年生から高校2年生の約40名が参加し、命の大切さと移植医療について考える貴重な機会となりました。
伊藤先生、千葉ヘルス財団の大谷様、ありがとうございました。
2024.12.21
⾏事

高校2年 福祉講演会
12月20日(金)3時間目、高2福祉講演会が行われました。
今回のテーマは「子ども食堂」で、南流山子ども食堂の会の金川聡美様からお話を頂きました。
厚生委員会の生徒が中心となり、「全国的に拡大している子ども食堂はどのような社会的ニーズを背景に始まり、どのような役割を果たしているのかを学びたい」という意見から今回の講演会開催に至りました。
子ども食堂とは何かという話から、現在の日本社会の抱える問題点や子ども食堂の活動を通じた地域づくりまで多様な視点からの話があり、生徒は金川先生の話に静かに聴き入っていました。
地域の課題をみんなで解決する活動がやがて社会全体の豊かさにつながること、活動が自己犠牲ではなく楽しいものであること、が生徒の印象に残ったようです。
2024.12.20
授業・課外

【探究理科講座】「サステナビリテ~未来をデザインするコンセプト~」
本校レクチャールームにて、探究理科出前講座を実施し、中高の希望者20名が受講しました。
この講座では、東京大学大学院の小貫元治准教授をお招きし、「サステナビリティ~未来をデザインするコンセプト~」というテーマでご講演いただきました。
小貫先生からは、「サステナブル」という言葉が生まれた背景から始まり、「サステナブル」と「開発」の関係性など、多角的な視点から丁寧に解説していただきました。様々な事例を交えながらのお話に、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
特に印象的だったのは、講座の後半に行われたアンケートです。生徒たちは、「経済発展は必要か」「発展のための資源・エネルギー利用はどうするか」という問いに対して、意見を述べました。「自分」という個人から、「世界」や「未来」へと視点を広げ、積極的に社会問題に関心を持つようになった生徒たちの姿が見られました。