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校長便り

2025/4/11

昨年度まで「秀英便り」として学校の様子をお伝えしていましたが、今年度からは「校長便り」に名前を変え、学校の様子を発信していきたいと思っています。

2025年度入学式

 今年は桜の開花から満開までの期間が長く、入学式は満開の桜のもとで迎えることができました。今年の春休みは壁の塗り直しやホワイトボードの設置など教室の内装工事を実施しました。そのため、教室も綺麗になり、5日に始業式、7日には入学式を終え、活気に満ちた新年度をスタートすることができました。

 7日の入学式では、中学校174名、高等学校266名の新入生が入学しました。午前中に高校入学式、午後に中学校入学式を行いましたが、どちらも新鮮な緊張感という表現がいかにもふさわしい入学式でした。

 私からは、秀英での「学び」を成長への糧にして大きく成長してほしいということを述べ、成長するということは、視野が広がり、考えが深まり、多様な視点をもつことができるということだと伝えました。

「学び」の意義

 「学び」とはブレークスルーのきっかけを与えてくれるものです。自分の今までの枠組みを超えることがブレークスルーです。学ぶことによって人間は変わることができます。それは、今までの自分が同じ位置で広がるのではなく、より高い視点をもった自分に離陸することができるということです。その原動力が「学び」です。本校では、そういう「学び」を駆動させ、将来の自己実現に向かって飛躍させたいと考えています。

 昨年度も多くの生徒が「学び」の面白さを知り、さまざまな挑戦をし、成果を上げています。昨年度末の3月には、日経ストックリーグで入賞しました。日経ストックリーグはコンテスト形式の金融・経済プログラムとして歴史のある大会です。中学3年生(4月から高校1年生)の河野志穂さん、内山実南さん、大江凛緒さん、坂倉美祐さんのグループが見事、ルーキー賞を受賞しました。発表内容は日経ストックリーグのHPで見ることができますが、調査と分析、考察の深さはすばらしいです。

「学び」の世界、『秀英アカデミア』

 昨年度は、「探究講座」として、外部講師による講演や校外の研究施設に出向いてのセミナー参加など年間15回の講座を実施するとともに、自ら探究課題を見つけ取り組む生徒を支援する「秀英探究プロジェクト」を始めました。さらに、大学主催のプログラムや外部コンテストへの挑戦も積極的に後押ししました。その成果は確実に現れています。生徒達の「学び」に向かう姿勢の変化を感じます。

 昨年の実績を踏まえ、今年度から「探究講座」と「秀英探究プロジェクト」と「外部への挑戦」の3つの活動を中心に据え、『秀英アカデミア』として学究的活動の充実と推進を図っていきます。『秀英アカデミア』は、生徒自らが学びに向かう姿勢、つまり探究的な学びを体験する“「学び」の世界”です。

 今年度も共に、もっと知りたいと思えるような「学び」の場を創っていくことを楽しみにしています。

昭和学院秀英中学校・高等学校
校長  田中 尚子

 

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