秀英便り
風薫る季節となり、校長室の窓からも心地良い風が吹いてきます。
本日、1学期の中間考査が終わり、放課後は生徒達が楽しそうに部活動などに励んでいます。
中学1年生や高校1年生も学校生活に慣れてきたかと思います。中間考査後に部活動入部を考えている人もいるでしょう。興味のある部をのぞいてみてください。また、本校のHPの「Shuei通信」には部の活動や大会の様子などを随時掲載しています。運動部だけでなく、吹奏楽部や演劇部などの公演の記事や学年の記事もあり、秀英の生徒の日々の活動が伝わってきます。その中の記事で、4月27日には千葉市中学春期大会で卓球部が優勝した記事が載っています。優勝はすばらしいですね。立派な優勝旗は校長室に飾られています。
芸術鑑賞教室
4月22日(月)に、芸術鑑賞教室をすみだトリフォニーホールで実施しました。東京都交響楽団の演奏を中高生徒全員で聞きました。オープニングから生徒が引き込まれるすばらしい演奏でした。演奏に感動した私でしたが、指揮者の方から「生徒の聴く姿勢がステージと会場の雰囲気をとても良いものにしてくれました」という有難い感想をいただきました。こういう経験の積み重ねが教養に結びつくのだと実感した1日でした。
中学校体育祭
5月11日(土)は中学校体育祭を開催しました。今年のテーマは「exceed the limits(限界を超えろ)」。晴天に恵まれ、多くの保護者の方々の声援を受け、中学生全員が精一杯、自分の競技を頑張りました。学年を超えて5クラスが5色に分かれて競い合いましたが、学年を超えた一体感は大きかったことでしょう。また、各自が自分の役割を果たしていました。中学1年生にとっても先輩達の姿は印象に残ったことでしょう。
体育祭は生徒の実行委員会が中心となって中学3年生が主体的に担っています。そのため、今年度も中学3年生は半年前に準備に入り、皆で討議し、1つ1つ決めていきました。それは大変な作業ですが、自分達で進めていく経験は自律することの意味を理解していく過程となったはずです。
中学生全員の力で成果を収められた、すばらしい体育祭でした。
Academic Reading & Writing講座開講
グローバル教育の一貫として、昨年度から開講している講座です。神田外語大学のALTから年間15回の講座を受講するもので、今年は定員を増やし40名としましたが、それ以上の応募があり、本当に申し訳ないことですが、受講できない生徒もでてしまいました。5月2日(木)が初回の講義でした。
本校は昨年よりグローバル教育に力を入れています。神田外語大学ではこのAcademic Reading & Writing講座の他に、今年は本校の生徒対象に海外大学進学に向けての講座も実施してもらいます。
夏休みの海外語学研修については、中学3年で実施しますアメリカ・カナダ海外語学研修(ホームステイ)には120名が参加予定です。また、高校1年、2年対象のマレーシア・スウィンバーン工科大学での大学短期研修は最少催行人員(30名)にならなかったので、今年は実施を見送りましたが、カリフォルニア州立大学イーストベイ校での海外短期研修は予定通り実施します。大学での語学研修の他に、スタンフォード大学訪問やアントレプレナー研修も入ったプログラムです。今年が初めてなのでどんな研修になるか楽しみです。
本校のグローバル教育の目的は、英語をコミュニケーションのツールとして、将来の職業に役立てるとともに異文化理解を推進するというものです。本校はケンブリッジ英語検定を高校1年生全員が受検するようにしていますが、その受検レベルを昨年までの「Key(CEFR A2 英検準2級レベル)」から、今年は「Preliminary(CEFR B1 英検2級レベル)」に上げました。本校では英検2級レベルの英語力が高1段階での基礎と考え授業を実施しています。
4月から、千葉大学などが主催する外部プログラムや国際科学オリンピックなど、中高生対象のプログラムや大会の情報を発信しています。さらに、全国で競うような大会については今まで以上に生徒に呼びかけ、積極的に後押ししていく予定です。
「面白いな」と思ったら、もう1歩踏み出してみる、秀英は生徒のそんな挑戦を支えていきます。
昭和学院秀英中学校・高等学校
校長 田中尚子