秀英便り
11月4日は来年度入試に向けての最後の学校説明会を実施しました。今年は規模の大小はありますが、中高で合計14回の学校説明会を実施しました。毎回大勢の受験生や保護者に参加いただき、本校に関心をもっていただいていることに感謝申し上げます。
学校説明会で説明されている本校の特徴の一つに本校のカリキュラムがあります。
本校のカリキュラム
本校はこれまでも中高一貫教育を柱としてきましたが、3年前の中学入学生から理科の先行履修や数学の学校設定科目を活かした中高一貫カリキュラムを実施しています。そして、この中高一貫カリキュラムで進んできた生徒が来年度は秀英高校に進学します。高校では、進路選択に合わせて高校2年から文理分けをしますが、髙3では文系の生徒も数学や理科を履修しますし、理系も古典や社会科を履修するカリキュラムになっています。もちろん、文系と理系の授業内容は変わりますが、入試の科目だけに偏った学習ではなく、教養としての幅広い素養を身に付けられるものです。また、国立大学入試に適応できる学力をつけることにもなります。
さて、秀英中学校・高等学校の11月は二つの大きな行事が行われます。
修学旅行・校外学習
11月12日(日)には、中学2年、中学3年、高校2年が校外学習に出発します。
中学2年生は福島のBritish Hillsに二泊三日の英語研修に行きます。広大な敷地でイギリスさながらの宿舎での英語学習はまるで“ハリーポッター”の世界に入り込んだような気分になりますよ。
中学3年生は奈良・京都の二泊三日の修学旅行。日本の歴史と文化に触れる貴重な機会です。友人と一緒の班行動もあり、秋の京都を満喫してきてください。
高校2年生は三泊四日で沖縄に行きます。沖縄には古代から現代までの歴史から学ぶことが多いでしょう。また、沖縄独特の文化や自然に直接触れる体験は記憶に刻まれるはずです。
創立40周年記念講演会
秀英高等学校は1983年に開校し、続いて1985年に秀英中学校が開校しました。
創立者・初代校長は昭和学院の理事長でもあった伊藤一郎先生です。開校以来、秀英中学校・高等学校は伊藤一郎校長の教育理念を受け継ぎ、「明朗謙虚」「勤勉向上」を校訓として確かな歩みを続けてきました。この間、秀英は生徒の自己実現を支える教育を目指し進んできました。卒業生はさまざまな分野で活躍しています。
40年という節目を迎え、次世代を担う能力、社会に貢献する人材の育成を目指して、秀英はさらなる飛躍を遂げたいと思っています。
11月25日(土)には記念式典を行い、27日(月)には、本校で創立40周年記念講演会を開催いたします。記念講演会には、2001年にノーベル化学賞を受賞されました野依良治先生をお招きします。これからの時代を担う生徒達にとって、人生のすばらしい糧となる講演が聴けることでしょう。
昭和学院秀英中学校・高等学校
校長 代行 田中 尚子